【完全受注生産:60日間後の納品】
漆芸ガラス箔押し額皿『赤べこ』について
ゆらゆら首を振る、赤い牛の張子人形である赤べこは福島県会津地方の郷土玩具です。
体色の赤は魔除けの効果があり、斑点は痘を表していると言われています。
天正年間に蒲生氏郷が殖産興業のために招いた技術者から伝わりました。
赤べこの諸説の一つとして、平安時代に蔓延した疫病を払った赤い牛や、会津地方で起きた大地震で壊れた円蔵寺の虚空蔵堂の再建のときに活躍した赤い牛の伝説があります。
2011年3月11日の大規模な東日本大震災による復興、そして新型コロナウイルスによる世界的な影響により、大変な苦悩に直面しています。
そのような暗い日常生活の中で、あかるい話題の一つとして、救世主として伝えられている赤べこを、会津の地場産業の代表である伝統的な会津塗で額皿を作成いたしました。
モダンな洋風なガラス皿に日本の伝統的な漆器技法を用い、色箔押しで煌びやかに赤べこを描写致しました。
作者であります、会津在住の伝統工芸士であります中村光彩先生の赤べこは震災の復興と新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願う世界を照らす光明を想い伺えます。
以前から中村光彩先生と当店とでデザインや色彩等の打合せを続けて来ましたが、先日伝統的会津塗箔押し赤べこ額皿が完成いたしました。
作品は当本店、鶴ヶ城会館漆器売場、磐梯山高速道路下り売店、当店WEBサイトでご覧いただけます。
ご購入の場合は上記指定店に問い合わせ頂ければ、受注生産で60日間後の納品で承っております。